2023年6月26日から新規上場日の成行注文が禁止

これまでIPOといえば新規上場日に成行売買ができることによって、日々相場を見ることができない方にとっては便利な売買方法でしたが、2023年6月26日（月）からIPO上場日直後の過度な株価の変動を抑えるためIPO上場日の成行き注文を売り・買いともに終日禁止とし、初値が決まらなかった場合、決定日まで禁止を継続すると日本証券業協会で決定されました。
今回の見直しについては「需給が不安定な状況における株価のボラティリティーの過度な増幅を抑えることが目的」と説明されています。

詳細は＜日本取引所グループのウェブサイト＞をご覧ください。

成行売買に変わる方法

では成行注文で初値で売ることができないのであれば、”公募価格の4分の1”で指値売り注文を出しておくことで初値で約定することができます。

要するに過度なボラリティーをなくすため、成行売買を禁止とし、IPOに当選された方にとっては初値で売却して利益とすることに変わりがないということになります。